「以前読んだ本に”ありがとう”や”感謝”を一日に何度も連呼すると、人生が好転すると書いてあり実践したのですが、それでもなかなか売れるようになりません」という人が個別コンサルに来てくれました。
「”ありがとう”や”感謝”を一日に何度も連呼すること以外に、何かやったのですか?」と質問すると「特に何も・・・」という回答でした。それでは売れないのは当然です。インチキスピリチュアルみたいなものに洗脳されているだけで、具体的な行動が伴っていないからです。
この人に限らず、やたらと「ありがとう」や「感謝」を連呼する人は多いです。とにかくたくさんこのフレーズを言うことが目的になっていて、別にそこで言わなくても・・・という場面でも常に発しています。それが続くと「うざいな」とか「宗教みたいだな」と思われます。
他人から何かしてもらった際に、感謝の気持ちを述べることは大事です。その時のフレーズとして「ありがとうございます」や「感謝します」というのは理解できますが、何でもかんでも「とりあえず言っておけば良い」ということではありません。
数が大事なのではなく、感想を述べるべきタイミングで、適切に気持ちを伝えることが大事です。手段と目的を履き違えてはいけません。
人生を好転したければ、今までやっていてうまくいかなかったことをやめて、今までやっていなかったことをやることです。その「方向性」が合っていれば、徐々に好転していきます。
「ありがとう」や「感謝」を連呼しているだけで、他に何もしなければ、現状維持どころか、周りから気持ち悪がられたり、うざがられたりするだけです。余すことなく感謝の気持ちを伝えるのは構いませんが、それより他にやることがあるはずです。それを見つけれていないことこそが、あなたの人生が好転しない最大の原因ですよ。