「フリーランスとして独立したものの、その他大勢の同業者の中に埋もれてしまって、なかなか売れるようになりません」と、岐阜県在住のヨガインストラクターの方が相談に来ました。
こういう悩みは、業種を問わず多いです。起業のハードルが下がった分、参入も簡単になり、ライバルがどんどん増えています。その中でどうやっていくかです。
まず、この人のSNSを見てみたのですが、見事なくらい「その他大勢」と同じような内容でした。これでは、この人のSNSを「見る理由」がありません。この人でなくても、他の人でも良いのです。その時点で、この人のSNSには人が集まりません。
じっくり聞いてみると、それまで所属していた大手のジムのやり方を、そのまま踏襲しているとのこと。それならお客様は大手のジムのSNSを見て、大手のジムに通います。その方が安心感もあるし、施設も充実していて、立地も良いからです。
この人が考えないといけないのは「自分しか書けないことを書くこと」です。それを探す作業をまずはやりましょう。それが出来たら、誰かの真似ではなく、自分の言葉で書くことです。
下手でも構いません。お客様はあなたに文章力を求めていません。ヨガを通して、自分の健康状態を良くしたり、精神的に安定したいのです。上手な文章を読みたい訳ではありません。ここを履き違えないことです。
この人はヨガの体験をしに、インドに行ったことがあるそうです。その時に体験したことや感じたこと、現地の様子や出会った人のことをひたすら書いていけば、読み物としても充分に価値があります。
そういうことをひたすら積み重ねると、気付いたら「その他大勢」から抜け出せています。これはどの業種でも同じです。
【まとめ】
・大手ジムや同業者と同じネタは書かないように
・あなたの実体験を自分の言葉で書くこと
・それを積み重ねると「その他大勢」から抜け出せる