最新の人口統計(令和6年6月確定値)を見ると、男女比はこのようになっています。
- 男→6千31万人
- 女→6千367万人
現時点で、女性の方が「336万人」も多いです。女性の方が平均寿命が長いので、この差はどんどん広がっていきます。
今までの日本は「おじさん・おじいさん」が中心となり、世の中を牛耳っていましたが、その層はどんどん死んでいきます。が、女性はまだまだ生き残ります。15歳未満人口も下がり続けているので、現在15歳〜64歳の女性が、今後は「多数派」であり「世の中の中心」になっていくということです。
映画や小説でよくあるのが「権力者=老齢の紳士」ですが、これからの時代は「美魔女」や「ミセス」がその役割を担うことになります。知事、市長、区長には女性が随分増えましたが、国会議員や企業の経営陣にも、女性がどんどん増えていくはずです。
最も大きな変化は、街中が「おばさんだらけ」になるということです。消費の中心がおばさんになり、おばさんにウケるものが売れ、おばさん好みのサービスを提供できるかどうかが、企業や店舗の生存権を左右するようになります。
いかに「おばさんウケ」するか、いかに「おばさんに嫌われないか」が大事であり、もし反感を買うような行動や言動をすると、どんな人気タレントでもすぐにクビになったり、大企業でも業績が下がったりするでしょう。そのくらい「影響力」を持つということです。
私は起業当時からずっと女性を対象に仕事をしてきました。幼少期から「おばさんウケ」が良くて、その方が売りやすいと思ったからです。
友達のお母さんにもすぐに好かれます。スーパーやデパ地下が好きなのと、夕方の情報番組をよく観ているので、おばさんと異様に話が合います。ある友達のお母さんとは、好きなパン屋情報をLINEで交換する「パン友」になっています。
来たるべき「おばさん中心の時代」に備えて、今から準備しておきましょう。おじさんやおじいさんに好かれても、そのうち死んでいくので、頼りになりません。「時代はおばさん」なのです。