「こんなに話をよく聞いてくれて、分かりやすく説明してくれる男性は初めてです」という感想を、コンサルティングというものを人生で初めて経験したというお客様に言ってもらえました。
男女問わず、他人の話をじっくり聞かない人が多いです。聞いていないので、理解できません。理解できていないので、分かりやすく説明できません。こんな人が全体の「99,9%」です。
人は皆、自分の話を聞いてほしくてほしくてたまらない生き物です。他人の話は聞きたくないけど、自分の話は聞いてほしい。これが全人類共通の「エゴ」とも言えます。
それが分かっているので、私は個別コンサルの冒頭5〜10分は、一切口を挟まず、ひたすら聞くことに徹しています。正確に言うと「聞いているフリ」をしながら、相手のことを考えています。
- この人は何に困っているのか
- どうしたいのか
- どう言ってほしいのか
こんなことを頭に思い浮かべながら、相槌を打ちつつ、脳内で「編集作業」をしているのです。上手くいけば、たった15分くらいで悩みが解決することもあります。
- 相談者が悩みを吐き出す(5分)
- それを整理してあげる(5分)
- 具体的な対処法を伝える(5分)
一応、2時間取ってありますが、それより早く終わることも結構多いです。この人の場合も、悩み自体はすぐに解決し、その後はひたすら雑談をしていたのですが「相談して本当に良かったです!また会いに来ます!」と興奮気味に帰っていきました。
人が何を求め、どうしたら喜ぶのか。人間相手の商売は、これが基本です。