自宅サロンをやっているお客様から「ぱっと見で分かりやすい価格表示について教えてください」と相談されました。以下のルールを決めておくと楽です。
- 9,999円までは数字+円のみでOK
- 1万円以上なら数字+万+円を入れると見やすくなる
という至ってシンプルなルールです。実際にその場で紙に書いて比べてもらいました。
- 108円
- 298円
- 1,980円
- 4,990円
- 9,980円
スーパーやコンビニ、無印やユニクロといった1万円以下の商品を売っている「日常的に使っているお店」の場合、このような価格表示をしていることが多いです。が、この表示方法では、1万円を超えてくると、ちょっと読みにくくなります。
- 14,800円→1万4,800円
- 55,000円→5万5,000円
- 98,000円→9万8,000円
このように、漢字を入れると、数字に弱い人でも、ひと目で理解しやすくなります。桁が増えると、一ケタずつ「一、十、百、千、万、十万、百万・・・」と数えるのは面倒なので、その手間を省く意味でも、分かりやすく統一しておきましょう。
ちなみに高額になればなるほど、漢字を入れた方が「大した事ないな感」が出る、ということも覚えておきましょう。
- 880,000円→88万円
- 4,500,000円→450万円
- 55,000,000円→5,500万円
これら全て、一週間以内に実際に目にした価格ですが、こんな風に書かれると「まぁ、そんなもんか」という気がするので不思議です。
追加でもう一点だけ。価格は「赤字」で書くと、値引きやセールを連想させて「安いな」と錯覚する人が増えます。ユニクロはこれを徹底していて、同じ商品でも赤字になった途端に売れ行きが変わります。それだけ「購入の後押し」になるというこです。
私もこの方式を取り入れていて、価格表示は常に「太字で赤文字」にしています。セールや値引きは一切していませんが、あまり高いとは思われません。良かったら参考にしてしてください。