「コンサルタントになるにはどうしたらいいのでしょうか?」とか「資格は必要ですか?」とか「大学はどの学部ですか?」聞かれることが多いので、改めて答えておきますが、特に資格は必要ありません。学部も関係ありません。
自ら「コンサルタントです」と名乗れば誰でもすぐになれます。あとは、仕事があるかないかだけの話です。資格があるかないかよりも、仕事があるかないかが大事だということです。
経営コンサルタントになるには「中小企業診断士」の資格を持っておいた方がいいとよく言いますが、必ずしもそれがないと出来ない訳ではありません。
中小企業診断士の資格を持っていても低能なコンサルタントは数多くいます。中小企業診断士の資格を持っていなくても優秀なコンサルタントも数多くいます。
ちなみに私は「普通自動車免許」しか持っていませんが、それで困ったことは一度もありません。売れないコンサルタントに限って、あれもこれもとプロフィールに資格を書き連ねますが、自信と仕事の無さの現れだなと思います。
世の中には色んな「〇〇コンサルタント」が存在しますが、要は需要があるかないかです。同じ業種のコンサルタントでも、売れっ子もいれば、全く仕事が来ない人もいます。当然、年収にも差がつきます。
私は運良く「女性起業家向けの集客と売上アップのコンサルタント」として15年もやってこれました。アドバイスしたお客様の総売上は軽く「1億円」を超えています。同じような肩書を名乗り、消えていった人はおそらく数百人はいるでしょう。マニアックな仕事なので、生き残るのは難しいです。
大学の学部について言うと、私は「経済学部経済学科」を卒業しています。別にコンサルタントを目指してその学部にした訳ではなく、英語と国語と日本史が得意で、その3つで受験できたので、そこを選んだだけです。
最近では理系の学部出身のコンサルタントが増えています。物事を数値化したり、法則化して体系的に考え、問題を解決するという能力は、コンサルタントには向いています。あの大前研一さんも理系です。
まとめると、コンサルタントになるのに、必要な資格はありません。学部も関係ありません。名乗れば誰でもなれます。後は、仕事があるか無いかだけです。どの分野なら仕事があり、どうやったら継続していけるのか。そこを考えることこそが、コンサルタントに必要な能力です。