コンサルタントに相談したら何でも解決すると思い込んでいる人が、たまにいます。そういう人に限って、まるで売れないものを売ろうとしていたり、妙にプライドが高かったり、変化が苦手で柔軟性がありません。
こちらが何を提案しても、「それはちょっと・・・」とか「でも・・・」とすぐに否定してきます。一旦受け入れてみるとか、とりあえずやってみようという素直さがありません。
それと「売れる要素」が無いものを売ろうとしていたり、それ以上はどう頑張っても売上が増やせないだろうという「無理ゲー」状態の人も多いです。
その時点で「アウト」なのですが、平然と「コンサルなら何とかしたら?」とか言います。これこそが、この人の人生がうまくいかない最大の理由なのですが、本人はまるで気付いていません。つくづく「残念な人」だなと思います。
どれだけ経験を積んだ一流のコンサルタントでも「売れる要素」の無いものを売ることは出来ません。需要がまるで無いものを、アイデア一つで売れるようにするのは不可能です。
コンサルタントは「スーパーマン」ではありません。普通の人間です。他の人より少しだけ頭の回転が早かったり、一部の業界について詳しかったりするだけです。何でも解決できる訳ではないのです。
売れるようになる人は、こういう人とは「真逆」です。せっかく相談に乗ってもらっているのだから、言われたことは一度やってみようとか、自分の為にあれこれ考えてくれてありがとう、という気持ちを持っています。だからこそ、うまくいくのです。
コンサルタントに相談することでうまくいく場合も、うまくいかない場合もあります。人間同士でやっていることなので、当然、相性も関わってきます。同じような話をしても、噛み合う人もいれば、噛み合わない人もいます。それはもう仕方ありません。
神社に行って、それだけで人生が全て好転することがないのと同じように、コンサルタントに相談したからといって、全て解決する訳ではありません。そういうことを理解した上でうまく利用するのが、コンサルタントの「賢い使い方」だと思います。