千葉県の柏市でワイン教室をやっている方が、相談に来ました。そこでは、ワインの知識やうんちく、テーブルマナーについて教えていました。しかも、基本は半年コースです。なぜそうしているのか質問すると「その方が売上が立つから」とのこと。これは完全に「売り手の都合」です。
お客様は忙しいです。毎週、通うのは大変です。しかも半年です。よっぽどの気合いがないと、それは無理です。
ソムリエ試験を受けたい、資格が欲しい人が多いそうです。それであれば、そのプログラムを作った方が、生徒は増えます。その中で、ワインの知識やうんちく、テーブルマナーも教えれば良いのです。
半年もかけるのではなく、授業を「コマ切れ」にすることによって、通いやすくしました。生徒さんが、行ける時に来てもらうというやり方に変えたのです。そうすると、生徒数が「激増」しました。完全にこちらの目論見通りです。
売れる人は、自分が売りたいものより、お客様が「買いたい」ものを売っています。だから売れるのです。売れない人は、自分が売りたいものを売っています。それが「売れない原因」です。
ワインの知識やうんちく、テーブルマナーを、半年かけて教えるというのが、自分が売りたいものです。ソムリエ試験対策を、行ける時に教えてほしいというのが、お客様が買いたいものです。
お金を払うのはお客様です。ワイン教室に行くかどうするか、決める権利があるのもお客様です。それであれば、お客様に合わせる方が売上は増えます。
【まとめ】
・自分が売りたいものより、お客様が買いたいものを売ること
・お金を払う決定権はお客様にある
・そちらに合わすと売上は増える