「ネイルスクールに通って認定講師の資格を取ったのですが、教えられた通りにやってもなかなか売れるようにならなくて困っています」という相談を、茨城県在住の方から受けたのが約三ヶ月前でした。
詳しく話を聞いてみると、そのスクールが定めたやり方・サービス内容・価格設定で売るように決められているらしく、それがお客様にとっては評判が悪かったそうです。
売っている側も「これで良いのかな?」と疑問を抱きながらやっていたので、自信を持っておすすめできなかったとのこと。これはスクールや協会の「認定講師あるある」です。
トップの人が「たまたま」うまくいったやり方を受講生に押し付けるというのは本当によく聞きます。地域や個人の事情は考慮されず、あくまで「フランチャイズビジネス」のようなやり方なので、それで全員がうまくいく訳がありません。
そこまで話を聞いて思ったのが、そんな状態になってまでそのスクールに気を使ったり、執着する理由は無いのでは?ということでした。「いっそのこと、自分のやりたいようにやったらどうですか?」と言うと「やっぱりそう思いますか!」と目をキラキラしながら返ってきました。
そこからの展開は早かったです。お互いに「ネイルスクールから教えられたことは一旦全て無視しよう」という意思統一はできていたので、本来やりたかったことを全部書き出してもらい、そこに私が「味付け」するようなカタチで進めていきました。
そこから3ヶ月経ち「ちょっとずつではありますが、新規のお客様が増え始め、中にはリピーターになってくれた方も数名います」という状態になりました。「スクールに所属していた時は全然ダメだったので、そこから比べると、すごくレベルアップした気がします」とも言っていました。
認定講師になるのは自由ですが、あまりにもそこに縛られすぎて「身動きが取れない状態」になり、売上が立たないのは「本末転倒」です。今一度、自分の本来やりたかったことを思い出してみてください。あなたには、あなたに合ったやり方が、きっとあるはずです。