はっきり言って、変態はモテます。そこには確実に「需要」があり、その人にしか出来ないことがあるからです。つまり「希少価値が高い」ということです。
モテない人がなぜモテないかというと「特徴がないから」です。特徴がないのであれば、その人でないといけない理由がありません。他の人でも代用できます。だからモテないのです。
ノーマルなセックスなら誰でもできますが、アブノーマルなプレイや特殊なプレイになると、できる人は限られてきます。ごく一部の「マニア」からすると、有り難い存在であり、そこに需要が集中します。SMクラブはどこも高額です。歌舞伎町のお店の料金を調べたら、180分で49,000円でした。それでも「喜んで」払う人が、世の中には確かに存在するのです。
これをビジネスに置き換えてみましょう。あなたの売っている商品やサービスは、ノーマルです。他の人も売っています。特徴もこれといってありません。だから売れないのです。
女性の多くは、他人が既にやっている商売をやりたがる傾向にあり、本屋さんで見たり、ネットで見かけた人のことを真似します。同じような商売を、同じような人を相手にして始めるのですが、先行者ほど売れません。その他大勢の同業者と見分けがつかなくなり、最終的には「価格競争」に陥ります。で、早々に辞めていくというのが、典型的なパターンです。
これだけ商品やサービスのレベルが上がり、市場も飽和状態になり、人々の価値観が多様化しているのです。よっぽどの特徴が無い限り、お客様は反応してくれません。どこに反応するかと言うと「変態的」な部分です。
行列のできるラーメン屋さんの店主は、ひとり残らず変態です。スープの研究に10年も費やしたとか、麺を打つのに朝の3時から起きているとか、常軌を逸しています。そこに顧客が反応しているのです。
念の為に言っておきますが、アブノーマルなプレイをしろとか、ラーメン屋になれという話ではありません。あなたには、あなたにしかできないことがあり、それを活かせば、今よりは上手くいく確率が高くなりますよ、という話です。
それは一体何なのか。どうすれば見つかるのか。見つかったとして、どう活かしていけば良いのか。私の個別コンサルでは、そんな話ばっかりしています。