「なるべく競争の激しくない分野で勝負したいのですが、それはどうやって見つけていけば良いのでしょうか?」と新宿区在住のアラフォー美人から質問されました。「需要に対応しつつ、細かく変化し続けることですね」と回答しました。
実を言うと、私は起業してからの16年間で、かなりコロコロと専門分野を変えています。
<初期:法人向けのネット通販コンサルタント>
前職は、表札のネット通販会社にいました。グッドデザイン賞を3回も受賞し、たった6名で年商1億円を超えるようなところだったので、受発注からSEOからホームページ制作から納品まで全て学べました。
ネット通販をやりたがる人が増え始めた時代だったので、経験を活かせば、楽に仕事になるだろうと思いました。結果、当たりました。通販サイトのコンサルティングだけでなく、ホームページのリニューアルも請け負い、かなりの金額になりました。
が、これは3年ほどで見切りをつけました。現場の担当者がやる気満々で問い合わせをしてきても、ネットのことをまるで理解していない上司(おじさん・おじいさん)がハンコを押さないので、結局、受注に至らず、ということが何件もありました。嫌気が差し、売上全体の「9割」あった法人向けの仕事を全てやめることにしたのです。
<第二期:個人向けのブログ集客コンサルタント>
アメブロブームが一般人にも普及してきた頃で、猫も杓子もブログをやっていた時代です。私は2008年からやっていたのですが、最初は使い方がよく分からず、調べても情報が出てこず、教えている人もほぼいませんでした。
「これ、同じように困っている人が大量にいるぞ」と直感し、自らが解決した手法を教えることにしました。結果、当たりました。全国各地でセミナーを開催し、次々と個別のコンサルティングを希望する人が現れました。
ちなみにこの頃から、ずっと「女性専門」でやっています。理由は、おじさんが嫌いなのと、女性の方が圧倒的に売りやすく、話も素直に聞いてもらえるので、成果が出やすいからです。
<第三期:個人向けのビジネスコンサルタント>
ブログコンサルタントを名乗る人が増え、同じように見られるのも嫌なので、距離を置くことにしました。よく考えると、セミナーや個別コンサルの際もブログの話はほとんどしておらず、ビジネスの話ばかりしていました。
コロナ禍もあり、以前のように自由に移動はできませんでしたが、オンラインに対応したり、客単価を上げたりしたので、この時に「過去最高の月間売上」を更新しました。
<現在:女性起業家向けの集客とブランディングに強いビジネスコンサルタント>
経験を経て、より「パワーアップ」しているのと、検索需要に応えるカタチで、ブログタイトルにも少し変更を加えました。
- いかに集客するか
- どうやって売上を上げていくのか
- 見た目以外のブランディング手法は無いのか?
こういった点に悩んでいる人は多いですが、その需要に答えれる人は少ないと思ったので、そう名乗ることにしました。結果、当たりました。客単価は更に上がりました。申し込みのペースも以前より良い感じです。
というように、その時々の社会動向や景気変動、需要の移り変わりや自分の性格に合わせて、柔軟に変化してきました。需要は多いのに、供給している人が少ない分野を見つけ出し、躊躇なくそちらに移行する。これが16年も生き残ってきた秘訣です。