「いざフリーランスになったものの、肝心の稼ぎ方がよく分かりません」とか「やりたいことはあるんですけど、どうやったらお金になるのかというアイデアがありません」という相談を受けることが多いです。
「お金の稼ぎ方は家でも学校でも教えてくれません。分からなくて当然です。だから必要以上に心配することはありません」と、まずはお伝えするようにしています。すると、ホッとした表情になります。
やりたいことがあるのなら、その分野で既に稼いでいる人がいないか、まずは調べてみましょう。見つかったら、その人が誰に向けて、どんな商品やサービスを、どのくらいの料金で、どんな風に売っているのかを、徹底して「深堀り」してみてください。あなたにも真似できそうな部分があれば、その分野で稼げる可能性があります。
やりたいことがまだ見つかっていないなら、普段の行動を振り返ってみることをおすすめします。
- 普段どんなことにお金を使っているか?
- 無理なく買える商品の値段とは?
- 高い金額を払ってでも欲しい商品とは?
- ついつい見てしまうネットニュースのタイトルとは?
あなたが売れる可能性があるのは、あなたと同じような金銭感覚や価値観を持っている人です。大勢の人に買ってもらおうとするのではなく、せいぜい「半径1m」くらいのことを注意深く観察すれば、お金の稼ぎ方のヒントは転がっています。
最後に一つ言っておきます。本やネット上に出てくる「フリーランス女性の稼ぎ方」を鵜呑みにしてはいけません。あくまで「そのやり方で、その人が、たまたま成功しただけ」の話であり、あなたがそのまま真似ても、同じような結果にはなりません。参考にしても、鵜呑みにはしないようにしましょう。
あなたには、あなたに適した稼ぎ方があります。それは何なのか。どんな分野の仕事で、どのくらい活動すれば、どのくらいの稼ぎになるのか。一緒になって考えましょう。最初は誰でも「初心者」です。これからじっくり考えていけば良いのです。