「自分はブスで自信がなくて仕事も出来ない」と嘆いている女性をよく見かけますが。そんな人におすすめの一冊を見つけたので紹介しておきます。
著者の田村麻美さんはブスです。が、現在はとても幸せそうです。本書を通して分かったのは、彼女が以下のことをやり遂げたということです。
① 現状の把握(ブスだと認める)
② 目標の設定(学歴と資格を手に入れる)
③ 戦略を立てる(勝負する場所を決める)
④ トライ&エラーを繰り返す
⑤ 目標に到達←今ここ
文字にすると当たり前のことばかりかもしれませんが、こういうことを粘り強く継続してやれる女性は滅多にいません。これだけのことをやれば、成功しない方がおかしいです。
本文には、以下のような記述があります。
・一度思い切って自己評価をゼロにすれば、具体的に武器として何を装備していくべきか考えられる
・ブスは勉強すべし
・ブスやデブでも彼氏と手をつないで歩いている
・街に出て成功しているブスを探す
・ブスなのだから、そもそも相手はこちらに興味がない
・ブスは常にマイナススタートなのである
・話の長いブスという印象は最悪だ
・市場を変えると成功する例はたくさんある
・「とりあえず」付き合う「とりあえず」同棲する
・お客さんのニーズに自社が提供する商品・サービスをフィットさせること
・ブスこそ仕事は真面目にやる
・ブスは自分を棚に上げて夢を見てはいけない
これだけ冷静かつ客観的に、ブスというものを捉えている人はいないし、それを書いている本も無かったと思います。それだけでも充分に価値があると思いますが、何より凄いのが、本書に書かれてある内容が、そのまま仕事にも活かせるということです。
ブスという部分を「仕事のできない人」や「うだつの上がらない人」と置き換えて読んでみると、とても分かりやすいと思います。
なぜ自分の商品は売れないのか。なぜ会話が盛り上がらないのか。なぜ誰にも相手されないのか。そういうところがとても「クリア」になるのではないかなと。そう思います。
本屋さんによく並んでいる「自称美人」の、抽象的で曖昧なことばかり書き連ねている中身の無い本よりも「100倍」役に立つので、是非ご一読をおすすめします。