「一流の人間になるにはどうすればいいですか?」と意識高い系の勉強熱心な方から質問されました。「一流の人間になりたければ、一流のものに数多く触れることですよ」と答えました。
その人の思考レベルや発せられる言葉、立ち居振る舞いというのは、その人が普段触れているものに影響を受けます。三流レベルに触れていると三流の人間になり、一流レベルに触れていると一流の人間になるというシンプルな理屈です。
いきなり「一流のものに数多く触れなさい」と言われても、どうしていいのか分からないと思うので、具体的でやりやすい方法として「美術館に行くこと」をおすすめしておきました。これなら、たった1,000円〜2,000円前後で超一流に触れることが可能です。
私は普段から美術館に足繁く通っています。展覧会によっては、地方まで観に行くこともあります。物心が着いた頃から母親に連れて行ってもらっていたので、芸術鑑賞というのは、もはや「日常的な行為」です。
今年だけでも、世界中の超一流の作品を直接この目で観ました。
- モネ
- ピカソ
- ルノワール
- セザンヌ
- ゴーギャン
- ルソー
- モディリアーニ
- シャガール
- マティス
- 雪舟
- 長沢芦雪
- 川瀬巴水
- 横山大観
- 菱田春草
- 田中一村
- 濱田庄司
- 河井寛次郎
- 和田誠
- 森山大道
- KYNE
国宝だけでも「40点以上」、重要文化財なら「100点」は観ています。美術館の学芸員でも、これだけの数は観てないと思います。
他にも、パソコン作業中にyoutubeでクラシックを聴いたり、高級店に足を運んでみたり、買ってみて実際に使ってみたりといったことを頻繁にやっています。そんな日常を送っていれば、自然と「美意識」や「感性」が磨かれます。
要するに、一般大衆がやっていることの「真逆」のことをやれば、どんどん一流に近づいていくということです。これを「行動の指針」として定めておけば、いつの日か、あなたも一流の人間になれます。