ある高名な占い師が言っていたのですが「調べたら誰にでも分かる一粒万倍日にああしろ、こうしろとアドバイスする占い師は三流」だそうです。この意見、よく分かります。
宝くじ売り場の前には「本日、大安吉日」とか「一粒万倍日です!」とよく書いてあります。それを見たお金に縁の無い人たちが、実際に宝くじを買っている様子を見たことが何度もあります。どこからどう見ても、お金持ちになれなさそうなオーラに満ち溢れていました。
ネットや本には「一粒万倍日に財布を新調しましょう!」とよく書いてあります。これも完全に商売の為です。財布を売りたい人が、無理やりこじつけたのでしょう。それを信じ込んでいる人がたくさんいるので、一粒万倍日には実際によく財布が売れます。
「土用丑の日にうなぎを食べよう」と提唱したのは、江戸時代の平賀源内です。実は、うなぎの旬は冬なのですが、夏場に売上が落ちて困っていると相談を持ちかけられ、そんなキャッチコピーを考えついた、というのが真相です。
以上の例を見れば分かる通り、根拠なんて、何一つありません。すべて「こじつけ」です。もちろん、スピリチュアル的な意味もありません。それで商売をしたい人が、それを信じたい人に向けて、ぱぁぱぁ言っているだけです。
お金に困る人は、こういうことをすぐに信じます。疑うということや、調べるということをしません。「みんながそう言っているから」とか「テレビでやっていたから」というのが根拠です。こういう人は、一生貧しいままで終わります。
お金に困らない人は、疑い深いです。ほんの少しでも違和感を感じたら、瞬時に調べる習慣があります。ここに書いたようなことなんて、ちょっと調べたら分かります。が、それをするかしないかが、大きな分かれ目なのです。
このような「迷信」は、世の中の至るところにあります。疑いの目で見たら、全てが疑わしく見えてきます。それらを一つずつ調べ、流されないようにすると、無駄な出費が激減するので、手元にお金が残り、今より豊かな生活ができます。これ、本当の話です。