仕事を優先して幸せになれるのは、仕事が大好きな人か、仕事で成果を出したりうまくいっている人だけです。それ以外の人は、仕事を優先すればするほど不幸になります。
自分のやっている仕事が大好きな人は幸せな人です。朝から晩まで仕事のことばっかり考えていて、休みもほとんど取りません。料理人や職人に多いですが、そのくらい「没頭」できることを仕事にしているタイプです。
仕事で成果を出せる人も幸せな人です。やればやるほど評価され、収入にも恵まれます。その分野に才能があったり、コツコツ努力するのが得意だったり、たまたま運が良くて成功したりと様々ですが、幸せであるということには変わりありません。
問題は「その他大勢」の人です。日本人は世界一、自分の会社を嫌っているというデータもありますが、やりたくもない仕事を嫌々やって、成果が出ないので評価もされないという人が仕事を優先すると不幸になります。それなのに、やたらと仕事に時間や神経を使っているのはどうなのかなと思います。
好きでもないことや嫌いな人のことを延々と考えていたり、せっかくの楽しいイベントがあるのに「仕事があるから無理になった」と言ってキャンセルしたり、本当に何の為に生きているんだろう?という人がとにかく多いです。
私は仕事の優先順位がとにかく低いです。おそらく「23位」くらいでしょうか。そのくらいどうでもいいことです。「人生は楽しむためにある」と本気で思っているので、楽しむことを最優先に考えています。
スケジュールは完全にプライベート優先で、野球、サッカー、落語、音楽、芸術鑑賞といったイベントの予定を先に入れていきます。その「隙間」に仕事をするという感覚なので、お客様から予定を聞かれても「その日は柳家喬太郎の独演会なので無理ですね」と堂々と答えます。
他にも本を読んだり、映画を観たり、Tverやyoutubeをチェックしたりと、やることが多いので、仕事をしている「暇」がありません。だから仕事のことは、普段からあまり考えていません。
終身雇用が無くなり、給料も大して上がらないご時世なので、釣りバカ日誌の浜ちゃんのような人がもっと増えるのかと思ったら、意外とそうでもありません。みんな苦しみながら我慢して生きています。
それがとても「不思議」なのですが、私のような人間の方がよっぽど不思議がられるというか「変人扱い」されます。が、本当はみんな羨ましいのだと思います。こんな風に生きている人が。
大好きなことを仕事にするか、成果の出せる分野を仕事にするか、今やっている仕事で成果を出す工夫をするか。この3つのうち、1つでも出来そうなものがあれば是非目指してみてください。
無理だなと思うなら、もう仕事のことばかり考えるのはやめましょう。不幸な時間が増えるだけです。そんな風に頭の使い方を変えると、今よりもっと生きやすくなりますよ。