一人でも多くの人に買ってもらいたいと思い、日々頑張っている人がほとんどですが、その発想自体が間違っています。どれだけ頑張っても、あなたの商品を全員が買ってくれることはあり得ません。
それならごく少数でも「確実に買ってもらえる人」を見つけ、その人に満足してもらい、リピートしてもらったり、同じような趣味嗜好を持っている人に紹介してもらった方が、商売としては長く続きます。
日本の人口は約1億2,400万人です。幼児と80歳以上のお年寄りを除いて、ざっくり1億人としましょう。そこから比率を見てみると、よく分かると思います。
- 10%→1,000万人
- 1%→100万人
- 0,1%→10万
- 0,01%→1万
- 0,001%→1,000人
あなたの売っている商品の単価に、1,000人をかけてみてください。3,000円の商品が1,000人に売れたら「300万円」です。1万円の商品が1,000人に売れたら「1,000万円」です。10万円の商品が1,000人に売れたら「1億円」です。
3,000円の商品を売っているのは「こじんまりとした商売」をしている人です。主婦が趣味で雑貨やアクセサリーを作っていたり、副業として何かやってるパターンです。それで300万円も売上があれば大したものです。
1万円の商品を売っている人は多いです。それが1,000人に売れたら「1,000万円プレーヤー」の仲間入りです。10万円の商品を売っている人は少ないですが、それが1,000人に売れたら「億万長者」です。
こうして考えると、視野が広がってくると思います。戦略が明確になります。起業して成功するのは、こういう考え方にいち早く辿り着くタイプです。
成功しないのは、より多くの人に売ろうと必死に頑張り、いつまでも無駄な努力を続けるタイプです。そうです。今のあなたのような人です。それを救おうと思い、この文章を書きました。