「友達が多いんです」と豪語する人と「友達はいません」と言う人と、どちらが好かれるかというと、圧倒的に後者です。年齢を重ねれば重ねるほど、他人と群れずに孤独を愛し、好きなことを淡々とやっている人の評価が上がるからです。
「友達をたくさん作りたい」という発想は、子供の頃ならまだ分かります。毎日顔を合わせる仲の良い人間は、多い方が楽しいだろうというのは、小学生くらいまではごく普通の価値観です。
それを大人になってもやっている人があまりにも多いのです。ビジネス街にランチタイムを歩いていると、集団でゾロゾロ連れ立っている光景をよく見かけますが、ああいう中にいる人間で、仕事のできる人はいません。仕事のできる人ほど、一人で食べています。
女性は特に群れたがります。そうしないと女同士の中で「やりにくい」という事情があるのでしょうが、いつまでも子供みたいなノリが抜けきれないのかなとも思います。
女性起業家で売れるようになる人の特徴として「一人でいる方が好き」というのがあります。うじゃうじゃ群れず、自分のやりたいことに集中しているので、成果が出やすいのです。
私の独断と偏見ですが、本音では「群れるのが嫌い」という女性が、全体の「50%」です。
私は昔から友達が少ないです。大学時代まではある程度はいましたが、社会人になってからは音信不通になった人が大半で、今や「5人」しかいません。しかも、年に一回くらいしか会いません。一ヶ月以上、誰とも連絡を取らないことなんてザラにあります。それでも全く困りません。
普段から常に一人で行動しています。美術館も、落語も、スポーツ観戦も、居酒屋も、全て一人で行きます。その方が楽なのでずっとそうしているのですが、これを「徹底」すると、滅多に他人から誘われません。自分の時間を存分に活用できるので、とても助かっています。
大人の世界では、友達が多いと言う人よりも、友達が少ない人の方が好かれます。友達を増やそうという人の魅力は下がり、友達なんて別にいらないという価値は上がります。あなたの周りを見れば、言っていることがよく分かると思います。