いい大人になっても、自分と違う意見が受け入れられない人や、自分の意見を否定されると怒る人が多いです。
そもそも、自分の考えや意見が「正しいと思い込んでいる」時点で、違和感があります。そんなことがあるはずがありません。賢い人ほど「自分の考えや意見は、あくまでその時の自分がそう思っただけであり、それが100%正しいとは言い切れない」と分かっています。
歳をとった頑固者の老人ばかりがそうなる訳ではありません。まだ若いのに「頭の固さだけは老人レベル」のような人もよく見かけます。
ネットやSNSの普段目にしているのは、自分と似たような考え方や意見ばかりです。多くの時間を費やし、いかに自分の考え方や意見が正しいのかを「補完」しているに過ぎません。
そんなことばっかりやっていて、あなたは幸せになれましたか?と聞いてみると、ほとんどの人は「NO」と答えます。ということは、その方法は間違っているということです。
あなたの考え方や意見とはまるで違う考え方や意見にいちいちイライラせず、冷静に分析したり観察してみると、意外な「発見」があります。
- なるほど、そんな見方もあるのか
- そういう事実も隠されていたのか
- その発想は無かったな
というように、知らないことが次から次へと出てきます。それを深く追求してくと、自然と脳が回転するので、どんどん頭が良くなります。
自分の意見は絶対だと思い込み、相手を受け入れない人は、そこで「思考停止」してしまうので、脳の回転は止まったままです。人の意見を聞くことすら出来ない「みっともなくて器の小さい人」というレッテルを貼られるので、周りから人が離れていきます。
自分の意見はあるけど、他の意見も聞いてみようとか、良いものがあれば取り入れていこうと思える人は、好奇心と吸収力の高い人です。そういう人は素直なので、周りから好かれます。人が集まってくるということは、お金も集まってくるということです。
ここまで読んで、あなたはどちらのタイプの人間になりたいですか?という話です。前者の典型例は政治家です。後者の典型例は、どんな時代になろうとも幸せに生き抜いていける、やり手の経営者や起業家です。どちらもで、あなたの好きな方を選んでください。