商売の基本は、お金を持っている人向けに売ることです。お金のない人のことばかり意識して、安く売ろうとすればするほど売れなくなるのが現代の特徴であり、個人事業主やフリーランスがやってはいけない手法です、
値上がりが続き、社会保険料が引き上げられ、可処分所得が減って、生活が苦しい人がますます増えている、という報道がテレビでもネットでも多いですが、本当にそうでしょうか?そんなことはないんじゃないかなと、個人的には思います。
例えば、プロ野球観戦に行くと、3万人とか4万人が毎日のように入っています。チケット代が一番安くても2,500円くらいで、高い席になると1万〜2万円します。それに加えて、明らからに「割高」なスタジアムグルメを食べていたり、一杯800円もするビールをガンガン飲んでいる人が結構います。
特にお金持ちそうには見えません。会社員や、若いカップルなんかも目立ちます。報道では「生活が苦しい」と言われているような人でも、自分の好きなことにお金を使っているのです。
推し活の為に新幹線や飛行機に乗って泊りがけで遠征したり、高級時計を買ったり、ホテルのラウンジでアフタヌーンティーセットを楽しんでいる人もよく見かけます。
生活が苦しい人は、そういう場所には出てきません。余裕があるからこそ街に出たり、旅を楽しんだりできるのです。テレビやネット上には、一部の声しか反映されないので、そればかり見ていると「錯覚」してしまいます。これが判断を鈍らせるのです。
「こんな時代なので、あまり高いものは売れないですよね?」と聞いてくる人が多いですが、決してそんなことはありません。そういう部分しか見ていないからそう思うだけで、もっと視野を広く持てば、お金を持っている人は結構います。
現に、その人は、私の個別コンサルを受ける為に数十万円も払っています。生活にかかる全てのコストを差し引いても、それくらい払える余裕があるということです。自分は払えるのに、なぜ、他の人は払えないと思うのでしょうか。そこが「矛盾」しています。
どんな時代になろうとも、生活が苦しい人もいれば、お金をたっぷり持っている余裕のある人もいます。比率はその時々で変わりますが、どちらか「だけ」になるということはありません。世の中を見る時は、できるだけ広い視野で、自分の目で確かめるようにしましょう。