既に売れている人を、更に伸ばすようにするのは、とても楽です。売れている人というのは、既に「売れる要素」があります。そこを磨いていけば、もっと売れるからです。
もしくは、既存の顧客を分析することです。そうすると、簡単に「売上げの再現」が出来ます。このどちらかの方法を用いれば、話はとてもスムーズに進みます。
実を言うと、うちのお客様の約半分は、既に売れている人です。売れない人が悩みを抱えるのはイメージできると思いますが、どんな商売でも、売れたら売れたで悩みが出てきます。
・なぜ売れているのか分からないから、分析して教えてほしい
・今は売れているが、もっと売れるようにするには、どうしたらいいか教えてほしい
・今後も売れるようにするには、どうしたらいいか教えてほしい
このように、どんな状況であろうが悩みは尽きません。人というのは、常に「不安」な生き物なのです。
売れている人を更に伸ばすというやり方は、日本で一番大きな経営コンサル会社の創業者である船井さんの真似です。船井さんは、社員にこう言いました。
「売れている人しか、顧客として付き合うな。売れている人には、売れる要素がある。だから伸ばすのは簡単だ。それに、売れている人じゃないと、高額なコンサル費は払ってもらえない」
これを本で読んで、なるほどなと思いました。それ以来、このやり方を、基本的には踏襲しています。
私のコンサル費は、そこまで高額ではありませんが、個人が払う金額にしては高いです。あまりにも安くすると、売れる要素のない人が、たくさん来てしまうからです。それを避ける為に、わざとそういう設定にしています。
売れる要素のある人を集めて、更に伸ばしてあげる。そうした方が成果も出しやすく、リピートもしてもらいやすく、紹介もしてもらいやすいです。要するに「良いことづくめ」なのです。