女性起業家向けビジネスコンサルタント笹野健の公式ブログ

女性の起業を成功に導くプロとして、15年間で述べ5,000人以上の相談に乗ってきました。集客が楽になり、売上がアップしてお金の悩みが解決する方法を、あなたの適性や職業に合わせてアドバイスします。

売れないなら売れないとハッキリ言ってくれそうで信用できるなと思いました

起業の相談で個別コンサルに来た方に「なぜ私を選んだのですか?」と聞くと「笹野さんは、よくいる女性コンサルタントと違い、売れないなら売れないとハッキリ言ってくれそうで信用できるなと思ったからです」と言われました。自分の気持ちを素直にブログに書いておいて、つくづく良かったなと思いました。

 

他のコンサルタントはどうか知りませんが、可能性が無いなと思ったら、私は正直にそう伝えます。それが、相談者の為だと「本気」で思っているからです。

 

売れないものを無理に売ろうとしても、売れるようにはなりません。その間にかかる時間や労力が無駄になるだけです。それを避けるには、商品やサービス自体を変えるか、他のものと組み合わせるか、すっぱり諦めて違うものを売るかです。その判断をしてあげるのが、コンサルタントの「役割」ではないでしょうか。

 

よく分からない海外の体操術で起業したいという人が相談に来ました。知らないものなので、その場で検索したら、そのキーワードの次に「怪しい」と出てきました。その時点で「アウト」です。

 

その人は、その体操術で腰痛が治ったそうです。だから他の人にも伝えたいとのことですが、あなた以外にこの体操術で腰痛が治った事例や経験はあるのですか?と尋ねると「それはまだ無い」とのことでした。この時点で「ダブルアウト」です。

 

自分にとって良かったから、他の人にも伝えたいという気持ちは分からないでもありませんが、それで起業して食べていきたいというのはよく分かりません。それとこれとは話が別なのですが、そのへんの判断がついていないのです。

 

「このままでは売れないでしょうね」と言うと、10人中9人は「ホッとした」表情になります。心の中ではそう思っていて、誰かにハッキリと言ってほしかったのです。その「確認作業」として、プロに判断を仰ぐというのは、正しいやり方だと思います。

 

自分が考えていたものでは売れないと言われ、別のものを売り始めた途端、成功した人もいます。他のものと組み合わせることにより、売上が倍増した例もあります。起業そのものを一旦やめたことで、家族の仲が改善したという報告もありました。

 

商売の経験の無い人が「思いつき」で始めたことで上手くいくほど、世の中は甘くありません。起業とはそういうものだと割り切り、何度も挑戦し続けたり、さっさと諦めて違う道に進むのが、成功するタイプです。

 

最も良くないのは、売れるかどうかが判別できなかったり、売れないものに「しがみつく」というパターンです。これは時間とお金を一番消費します。こういう人が、とにかく多いのです。

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