「一人で起業して、色んな本を読んだり、セミナーに参加したり、教材を買ったりしてみたのですが、全く売れるようになりません。どこに原因があるのでしょうか?」と起業三年目に入ったという方から個別コンサルで質問されました。原因は一つです。売っているものが良くないからです。ここを改善しない限り、売れるようにはなりません。
「どんなものを売っているのですか?」と聞くと、既に売っている人が山ほどいるような商品でした。売っている人はたくさんいますが、それを買いたい人はそんなに多くはありません。需要と供給のバランスが悪すぎます。そこでいくら頑張っても同じです。
それと、いくら本を読んだり、セミナーに参加したり、教材を買っても、売っている商品自体が良くなければ、意味がありません。特に「売り方」について学んだそうですが、商品に需要がなければ、売り方をどれだけ学んでも売れるようにはならないのです。
このように、売れない人というのは、どこに問題があるのかが分かっていないパターンがほとんどです。商品が良くないのか、見せ方が良くないのか、価格設定が良くないのか、サイトの構成や導線が悪いのか、原因が分からない限り、対処のしようがありません。
プロが見れば「一瞬」で分かります。これが「客観的な意見」を取り入れる最大のメリットです。商品が悪いなと思ったら、まずはそこを修正します。間違っても、本やセミナーや教材に時間とお金を使いましょうとは言いません。このことを知るだけでも、時間とお金の「節約」になります。
あなたのビジネスが上手くいってないのは、どこに問題や原因があるのかが分かっていないからです。そこが「特定」できれば、修正や改善ができます。逆に言うと、特定できない限り、修正も改善もできません。時間とお金をどんどん失っていくだけです。正直に言うと、そういう人が全体の「9割」です。あなたがそうならないことを願っています。