大学入試の際、第一志望の大学に合格する為に私が立てた戦略を紹介します。
- 志望校対策に専念する為に、確実に合格できる他大学を推薦入試で受験
- その結果を受けて、残り二ヶ月は志望校の「赤本」だけをやる
- 一般入試で、見事、志望校に合格
という話です。
「ゴール」は志望校の合格なので、その試験に集中する体制を整える必要があります。その為に何をやったかというと、一般入試では他の大学の試験を受けなくて良いという状況を作ることです。ここなら絶対に合格するだろうというランクの下がる大学を推薦入試でまずは受験しました。
推薦入試には内申点が加算されます。日本史と国語で学年トップだった私は、その点は問題ありませんでした。更に加点する為に、漢字検定と英語検定の準2級を受け、どちらも合格。その時点でほぼ合格ラインですが、テストも余裕で、楽に受かりました。これが11月末の話です。
志望校の一般入試は2月の頭なので、約2ヶ月間、志望校の受験対策に「没頭」できました。勉強量は一日に「10時間」です。それを毎日続けました。本番当日、見たことのある問題や語句ばかりでした。結果、合格できました。
私がやったことはシンプルです。
- 目標達成の為に、どこに時間とエネルギーを割けば良いのかを考える
- その為には、まずは何をやれば良いのかを考える
- やることが決まったら、後は脇目も振らずやるだけ
箇条書きにしたらたった三行です。これを「18歳」の時、たった一人で考え出しました。塾も家庭教師も利用したことがないのと、学校の先生は頼りにならなかったので、自分で考えるしかなかったのです。
こうして改めて書いてみて思うのが「これって仕事でも同じじゃないかな?」ということです。目標を設定し、そこから「逆算」して考える、というのは、耳が痛いほど聞かされることですが、18歳の受験生も、ノルマのあるビジネスパーソンも、実はやるべきことは変わらないのです。
そう考えると、受験をした経験というのは、意味と価値があるものだなと思えます。しかも、その為の「戦略」を自分の頭で考えて、それを実行に移したという点で、評価できます。
うちのお客様には「高学歴」や「バリキャリ」の方が多いのですが、そういう人ほど仕事がうまくいかずに悩んでいます。そんな時に、この話をすると「そうか!」と目から鱗が飛び出すようで、イキイキとした表情になって帰っていきます。
受験も仕事も「本質」は同じです。受験対策は、仕事対策でもあります。18歳の時にした経験をそのままにしておくのではなく、大人になってからも「活用」しましょう。そうすれば、意外と楽に稼げたりしますよ。