「笹野さんのインスタグラムを見たのですが、悠々自適な生活というか、遊んでばかりで楽しそうだなと思いました。どうやったらそんな生活が送れるのですか?」と<ブランド構築・事業拡大プラン>を受講中の50代の方に聞かれました。
完全にこちらの「作戦通り」だなと思いました。というのも、私はこれを「わざと」やっています。そう見えるように「工夫」しているということです。
インスタグラムには、落語、音楽LIVE、美術館、スポーツ観戦といった趣味で出かけたことばかり投稿しています。頻度も結構高いです。仕事のことは一切書きません。なので、これだけを見ていると「悠々自適」とか「遊んでばかりの大人」に見えるのです。
人は、自分の見たものを「真実」だと思い込みます。楽しそうな日常を見ると、そういう人だと認識し、頻繁に投稿されていると、そういうことばかりやっているんだと錯覚します。この心理を利用しているということです。
例えば、個別コンサルでお客様と二時間対面し、その後に美術館に立ち寄ったとします。誰とどこで会ったとか、仕事のことは一切書きません。行った展覧会のことは写真付きで書きます。すると、その日は「美術館に行っていた日」というように思われるのです。
控えめに言って、私は普段から遊んでばかりの悠々自適な生活を送っていますが、そういう風に見えるように振る舞っているというのも、また事実です。
SNSに仕事のことばかり投稿する人が多いので、その「真逆」をやり続けると、勝手に目立ちます。どうすればそんな生活を送れるのか、秘訣を聞きにやって来る人もいます。
これも一つの「戦略」であり「ブランディングの手法」です。個人事業主やフリーランスとして長年やっていきたいのであれば、よく覚えておいてください。