普段、東京都内で生活をしていて、特に「不況だな」とか「景気が悪いな」と思うことはありません。みんな普通に買い物してるし、飲食店も繁盛しています。電車は常に混んでいて、カフェに入るだけでも並ばないといけないこともあります。
ニュースでは物価高や円高で庶民の暮らしが厳しくなっているとか、SNSでは生活苦に関するつぶやきをよく見かけますが、本当にそういう人ばかりなら、街中はこんな風にはなってないよなと思います。
地方も同様です。毎月のように旅をしていますが、どこに行っても、大勢の観光客で賑わっています。特に目立つのが外国人。それと日本人の若者のカップルや集団です。かつてないほどの円安なので前者は分かりますが、後者は「あれ?」と思います。
というのも、ニュースやネット上では、今の若者は高齢者の医療や老後の費用を「肩代わり」しないといけない世代なので、とてもじゃないけど豊かな生活なんて送れない、という論調が大半を占めているからです。
それにも関わらず、日本中どこに行っても若者で溢れていて、しかも結構な金額の消費を当たり前のようにしている。というのが「ありのままの現実」だということが、日常の観察から分かります。
なぜこんなことになっているのかというと、最近の若者の時給が高いのと、働き方が多様化して、昔より稼ぎやすくなっているからではないでしょうか。
昭和生まれの大半や平成生まれの人は「時給700円〜800円」で生きてきました。そのくらいが普通で、どれだけ頑張っても、大した金額になりませんでした。が、今や時給1,000円は当たり前で、都心部では「時給1,300円以上」というのもよく見かけます。
それだけ人手不足なのでしょう。完全に働き手に「主導権」があります。現代の若者は、それ以前の若者よりも、短い時間で、高額な給料を、得やすい環境に生きているということです。
それとITを駆使することにより、家から一歩も出ずに報酬を得ることも可能になりました。youtube等の配信やゲーム実況、メルカリ等を使った転売やせどりなんかも、令和の稼ぎ方といえます。お金を稼ぐためのツールが、ほとんど無料で揃っているのが、今の時代の特徴です。
こう考えると、いくら不況だと言われるような状況でも、それなりのお金を持っている人は存在し、そういう人で街が溢れかえっているというのも納得できます。
あなたが見ている情報は「偏って」います。それが世の中の全てではありません。あくまで「ごく一部」です。視野を広く持ち、現実をよく観察しましょう。そうすると、見えないものが見えてきます。
生活が苦しくなっている人も増えていますが、逆に稼ぎやすくなっている人もいるのです。そういう人を対象にしたビジネスを考えましょう。そうすれば、価格競争に巻き込まれることなく、あなた自身も豊かな性格が送れるようになりますよ。