コロナ禍の真っ只中の話です。少し時間ができたので、何か試験に挑戦してみようかなと思い、色々と探していたことがあります。せっかくなら仕事に活かせるものが良いなと思い、難解で、需要のありそうな資格ということで見つけたのが「情報処理安全確保支援士」でした。
ITセキュリティに関する資格で、合格率は15〜20%ほどの難関の国家資格です。これを持っていたら、経営コンサルタントの資格である中小企業診断士の第一次試験が一部免除になったりします。
私はWEBマーケティングの知識や経験は豊富なので、そこにセキュリティも加われば、まさに「鬼に金棒」だと思いました。法人関係の仕事が増え、単価も上がります。過去問をパラパラとめくってみたら「いけそうだな」と思いました。が、あっさりとやめました。
理由は単純で、仕事の内容にまるで「興味が持てなかった」からです。そもそも、ITとか嫌いです。横文字の専門用語が乱発されている問題集を見ていたら、無性にイライラしてきました。これを仕事にするなんて、ありえない。心の底からそう思いました。
人にはそれぞれ「専門分野」があります。私の得意な分野は、他人のプロデュースであり、コンサルティングです。更に付け加えると、文章を書くことであったり、一対一で人と話すことです。ITやセキュリティではありません。
この分野はどちらかというと苦手です。テンションも上がりません。需要は確実にありますが、やっていても楽しくないので、仕事としては続きません。以下のような思考回路です。
- 需要のある仕事に直結する資格がある
- 試験にも受かりそう
- でも、興味も湧かないしテンションも上がらない
- だから、やめておこう←結論
まったく興味が持てないし、得意でもない分野の資格を取り、「つまらないな」と思いながら仕事をしている人は多いです。そういう人が、その分野で輝くことはありません。
あなたには、あなたに適した分野が存在します。それを一緒に探しましょう。そうすることにより、今より楽しく、ストレスなく稼げるようになりますよ。