「大した学歴もなければ、人に誇れるような職歴もないのですが、それでも社会で戦っていけますか?」という相談を、大阪から新幹線に乗って、わざわざ私に会いに来てくれた方から受けました。「もちろん、大丈夫ですよ」と答えました。
学歴も職歴もない人が社会に出て仕事で成果を上げるには「圧倒的な勉強量」か「圧倒的な体験数」のどちらかです。好きな方を選べば良いですが、いきなり体験数を増やすのは難しいので、とにかく勉強し続けることをおすすめします。
何を隠そう、私自身が大した学歴もなければ、人に誇れるような職歴もありません。ざっくり書くと、こんな経歴です。
- 小学校&中学校→地元の公立
- 高校→私立のスポーツ強豪校
- 大学→甲南大学経済学部(偏差値は当時で57程度)
- 就職試験→全敗
- コネで入ったイベント運営会社に1年ほど勤務
- 23歳で一度目のニート
- 住宅関連のネット通販会社に3年ほど勤務
- 26歳で二度目のニート
- 27歳で起業
- 2024年でコンサルタントとして16年目←今ここ
というように「エリート」からは程遠く「運と縁とキャラ」だけでやってきました。暇さえあれば本ばかり読んでいたのですが、それが今の仕事が続いた秘訣です。読書を通じて「人生の予習と復習」ができました。
本に書いてある通りのことばかり起こり、本に書いてある通りに対処すれば、問題は解決しました。もし本を読む習慣がなければ、きっと今のような恵まれた生活は送れなかったと思います。
本には著者の体験が書いてあります。本を通じて、他人の人生を「疑似体験」している感覚に陥ることもよくあります。つまり、本をたくさん読んでおけば、それだけ体験数も増えるということです。
冒頭に学歴も職歴もない人が社会に出て仕事で成果を上げるには「圧倒的な勉強量」か「圧倒的な体験数」のどちらかですと書きましたが、読書をすれば、どちらも手に入ります。
この方法が最も確率が高く、お金もかかりません。但し、時間はかかります。かかりますが、そんな面倒なことをやりたがる人は少ないので、ライバルも少ないです。10年間コツコツ本を読んでいたら、隣の人とは圧倒的な差がつきます。20年経ったら、もはや同じ空間で呼吸することもないでしょう。
仕事で成果を上げている人は「当たり前」のように「圧倒的な勉強量」か「圧倒的な体験数」を、見えないところでコツコツ積み上げています。同じようになりたければ、同じようにやってみましょう。それが「成功者」への第一歩です。