「サイト上のお客様に対する注意書きは、どんな風に書けば良いのでしょうか?」という相談を、フェイシャルサロンをやっている方から受けました。「冷凍食品や袋麺を参考にしてください」と回答しました。
冷凍食品の注意書きはとても分かりやすいです。
- 500Wの場合→1分40秒
- 600Wの場合→1分20秒
こんな風に書いてあります。他には「ラップをかけないで」とか「平たいお皿に」というように、子供から老人まで、誰が読んでも理解できるような書き方をしています。
袋麺の説明も分かりやすいです。
- 沸騰した450mlのお湯に麺を入れ、約3分間ゆでてください
- 麺をゆでている間に、粉末スープを器に入れておきます
- 麺がゆであがりましたら、お湯ごと器に移し、よくかき混ぜてお召し上がりください
たったこれだけの工程で、家でもラーメンが食べれるのです。もはや「魔法」みたいなものです。
冷凍食品や袋麺を作っているのは大手メーカーです。大手ということは、多くの人に対して商品を売っているということです。当然、分かりやすさが求められます。
大きな工場を建設し、大量の食材を仕入れ、大勢の従業員を雇って、一日に何万個という商品を作っています。「説明が分かりにくい」という理由で売れなくなると、莫大な損害になるので、相当に神経を使っているはずです。これを参考にすれば、そうヒドくはならないでしょう。
美容系のサロンや化粧品メーカーのサイトは、専門用語や細かい数値が多く、分かりにくいです。何を言っているのか、何が言いたいのか、いまいち理解できません。大手がそんな感じなので、それを真似る個人サロンも分かりにくくなっています。
そんな中でとびきり分かりやすい注意書きや注意文が書けたら、それを読んだ人は「一度行ってみようかな?」となるかもしれません。そういう細かいところに気を配れる人は、どんな商売でも売れますよ。