「時間もお金もかけて資格を取ったのに、肝心のお金の稼ぎ方が分かりません」と、相談に来る人はとても多いです。ネット上でよく見かける「一般社団法人〇〇協会」とか、何とかアドバイザー1級とかの怪しい資格はもちろん、弁護士や税理士、会計士の人も相談に来ます。
資格というのは、それ単体ではお金にはなりません。そもそも、お客様は、その資格にお金を払う訳ではありません。自分の悩みや問題があり、それを「解決」する為に、仕事を依頼し、お金を払うのです。
そんなことは、資格を発行する側は、一切教えてくれません。弁護士の資格を取る際に、六法全書は読みますが「集客の仕方」や「情報発信のコツ」「顧客を倍増させる方法」は載っていません。だから、資格だけ取っても、またイチから勉強し直さないといけないのです。
ネット上でよく見る、怪しい〇〇協会には、もはや開き直っているところもあります。「うちは資格を発行するだけなので、あとは自分で勝手にやってください」と言われましたという人からの相談が、ここ数年だけで軽く「100人」は超えています。ということは、ほとんどの〇〇協会が、そう言っているのでしょう。本当にヒドい話だなと思います。
弁護士や税理士、会計士のブログは、ほとんどがつまらないです。真面目すぎるし、専門用語が多いので、読み物として楽しめません。多くの同業他社がそういう状況なので、ほんの少し、他と違うことをするだけで、簡単に抜け出せます。
が、しかし、その方法が分かっていません。だから、いつまで経っても、その場で足踏みしています。もったいないなと思います。
セミナーでよく話していた実例を、特別にここで書きます。京都の同い年の税理士さんの、ブログのコンサルを過去にやっていた時のエピソードです。最初に見た時は、全く面白くないブログでした。同世代のお客様を獲得したいと相談されたので「ぶっ飛んだブログ」にしようと、提案しました。
仕事のことなんて一切書かずに、祇園祭りと大文字焼きと、コンビニスイーツの記事ばかりアップしてもらいました。それを見た京都の二代目社長(同世代)から「ブログが面白い!」と評判になり、仕事が殺到しました。事務所を拡張移転し、スタッフも増えて、ベンツも買えるようになりました。
私は何一つ資格を持っていませんが、こんな「戦略」を考えるのが大好きなので、これまでやってこれました。世の中、そんなもんです。