怪しい起業コンサルタントや起業塾、女性起業セミナーに不信感を抱いている人へ

女性起業家を支援するコンサルタントとして15年間やってきた笹野健のブログです。起業するなら失敗したくない人、起業したけど仕事がない人、今よりもっと売れるようになりたいという人の相談に乗っています。相談したらどうなるのか?「お客様の実績」を他の方と比べてみてください。その答えが分かるはずです。

起業したいけどスキルも知識もないので不安な人へ

「起業したいのですが、人様からお金を頂けるほどのスキルも知識もないので、うまくいくか不安です」と言う30代の方が相談に来ました。「大丈夫ですよ。スキルも知識もなくても、売れる人は売れるので」と回答しました。

 

本人がどう思っていようが、他人から見たら「ありがたい」と思うようなことはあります。こんなもの、何の役に立つんだろう?と思っていても、それを心の底から欲している人が、世の中にはいるかもしれません。だから、やってみないと分かりません。

 

真面目な人ほど、商品の「完成度」を重視します。買う側にとっては30%くらいで充分なのに、80〜90%は必要だと思いこんでいます。そこで時間がかかるのです。

 

起業して売れる人というのは、けっこう「適当」な人が多いです。とりあえず商品として発売してみて、問題があれば修正すれば良い。そう思っている人ほど、売れる傾向にあります。

 

30%完成すれば御の字で、50%までいけば、もはや立派な商品です。80〜90%なんて「誰が求めているの?」という感覚です。そういう人はスタートが早いので、修正も早く、お客様の要望に合った商品を作るのも早くなるので、どんどん売れるようになります。

 

実際にあった例です。エステサロンを開業したいという人が相談に来ました。冒頭の相談者と同じように、スキルも知識もなくて不安だと言っていました。「それでも何も知らない人よりは詳しいでしょ?」と聞くと「えぇ、まぁ・・・」とのことでした。

 

「そのくらいで大丈夫です。お客様はそこまで詳しく聞いてきません。もし答えれないようなら”次までに勉強しておきます”と言ってください。そうしたらリピートにも繋がるし、あなたのスキルも知識も上がりますよ」と、アドバイスしました。

 

それから一年後、メールが届きました。「笹野さんの仰ったとおり、詳しく聞いてくる人はほとんどいませんでした。簡単なことばかり聞かれるので、そこの知識を増やした方が良いのだなということも分かりました。おかげさまでお客様の数も増えたので、スキルも上がっています。本当にありがとうございました。」という報告でした。

 

このように、スキルがない、知識がないというのは「杞憂」に終わることが多いです。あまりにもレベルが低すぎるのはどうかと思いますが「ある程度のレベル」に達していれば、問題はありません。

 

ほんの少しだけ勇気を出して、実際に売り出してみましょう。もしかすると、どこかの誰かが買ってくれるかもしれません。その人に「なぜ買ってくれたんですか?」と聞きましょう。そうすると「売れた理由」が分かります。それを繰り返していけば、商売としては続きます。スキルも知識も関係ありません。

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