起業の相談をするなら「起業したことのある人」です。もっと言えば「起業経験があり、商売として継続している人」の方が良いです。同じ商売をずっと続けている人や、お店を10年以上運営している人のアドバイスなら参考になります。
よくいるのが「起業したことが無い人」に相談する人です。経験の無い人に聞いても「推測」や「イメージ」でしかありません。最終的には「大変だよ」とか「やめておいた方がいいよ」と言われるのがオチです。
会社員や公務員に起業の相談をしても「専門外」のことなので、明確に回答できません。身分が保証されている職種です。フリーランスとは「最も遠い位置」にいる人です。そんな人に起業のアドバイスを求めること自体がナンセンスです。
自治体や商工会議所がやっている起業相談なんて最悪です。役所の人間は、誰一人、起業なんてしたことありません。商工会議所の相談コーナーに「専門家」として出てくるコンサルタントは、売れずに仕事が無いから、そこにいるのです。そんな人に相談しても、売れるようにはなりません。
ここ数年で急増しているのが、実際はお客様が「ほぼゼロ」にも関わらず、それを偽って派手な宣伝をしている人です。「月商100万円超え」とか書いていますが、何で稼いでいるかは書いてありません。お客様の実績も具体性に乏しく、プロから見たら「作り話なんだろうな」とすぐにバレます。そういう人に高いお金を払って相談するのは馬鹿げています。
起業したら何がどう大変なのか、本当に経験のある人なら「具体的に」アドバイス出来ます。経験談として、あなたの参考になることもあるでしょう。一人で始めて、継続するのがいかに難しいか、やったことのある人でないと分かりません。目安は「10年以上」です。そういう人を探して、相談しましょう。