「起業したものの上手くいかないんです」という相談をよく受けますが、そういう人は「とにかく大勢に売りたい」という思いが強すぎます。そう考えるのではなく「まずは100人に売ろう」くらいのスタンスの方が上手くいきます。
あなたが売っている商品の単価に100をかけてみてください。仮に3万円だとしたら、100人に売れたら300万円です。100人に売れる商品なら1,000人に売れる可能性があります。1,000人に売れる可能性がある商品なら10,000人に売れる可能性があります。
- 3万円×100人=300万円
- 3万円×1,000人=3,000万円
- 3万円×10,000人=30,000万円(3億円)
100人に売れるということは、こういう可能性があるということです。現代の日本人の平均的な「生涯収入」が3〜4億円なので、そのくらいなら稼げるということです。
100人という数字を、もう少し「分解」してみましょう。一年は12ヶ月なので、ひと月あたり「8人」くらいです。1ヶ月は4週間なので、週に「2人」売れたらその数字が達成できます。
- 100人÷12ヶ月=約8人
- 8人÷1ヶ月=週に2人
こうして考えると、イケそうな気がしませんか?とにかく一人でも多く売ろうと躍起になるのではなく、具体的な数字に落とし込んで、それを分解して考えると、身近な数字になるということです。
最近では「数学思考」とか「理系脳」という言葉がビジネス業界では流行っていますが、このくらいの計算なら、小学生の「算数レベル」で充分できます。
大きな目標を立てて挫折するのではなく、まずは「週に2人に売るためには?」を考えましょう。すると具体的な対策や方法が思い浮かびます。それをコツコツと実行していけば、気付いたら本当に売れるようになります。うちのお客様には、このやり方で「お金持ち」になった人がゴロゴロいます。