「起業してかれこれ3年は経つのですが、未だに思うような結果が出ません」と心理カウンセラーをやっている方が<集客・売上アッププラン>を受けに来てくれました。
まずは「現状把握」が大事だと思い、ブログやホームページのアクセスや流入数の多いキーワードについて教えてもらおうと思ったのですが、「そんなデータは気にしたこともありません」とのこと。これが、この人が売れない原因です。
病気になった際、どこに原因があるのかを、医者は判断します。そうしないと「対処」できないからです。頭痛がする場合、熱がある場合、外傷がある場合、それぞれで対応の仕方は変わってきます。
仕事も同じです。現在どうなっていて、どこが問題で、どうすれば良いのかという「方針」を立てないと、対処できません。体や健康で例えると分かるのに、仕事になると、できてない人があまりにも多いのです。
数字やデータから目を背けると、自分の「感覚」だけでやることになります。それが当たれば良いですが、確率は低いです。つまり「更に結果が遠のく」という事態に陥るのです。
もし3年分のデータを取っていれば、何かしらの「対策」が立てれました。
- どんなキーワードで検索されているのか
- どのページがよく読まれているのか
- どの地域からのアクセスが多いのか
これら全て、Googleアナリティクスで「無料」で分かります。ネットで調べたら、やり方はすぐに分かります。作業は「5分」もかかりません。たったそれだけのことをするかしないかで、今後の結果が大きく変わってきます。
この方は1回目の個別コンサルの夜、すぐにGoogleアナリティクスをホームページとブログに導入しました。それから1ヶ月後に再会した際には、少しだけデータが取得できていました。それを基に、次の展開を考えることにしました。
3回目の頃には、ある程度のデータが溜まっていたので、更に具体的な施策を考えることができました。その結果、4ヶ月目に「遂に新規のお客様から申し込みが少しずつ入るようになりました!」という状態になりました。
やっていることは単純で簡単なことなのですが、些細なことをやっているかどうかは結果に大きく影響します。結果がなかなか出ない人ほど、こういう部分を疎かにしがちなので、改めて見直してみましょう。