「起業資金の目安はいくらくらいですか?」と、これから起業しようという人から相談されました。
売る商品やサービスによりますが、場合によっては「ほぼ0円」でも可能です。今は本当に恵まれた時代です。無料で使えるサービスが、山のようにあります。だから、それを使えば良いのです。
例えば、ハンドメイドの雑貨を売る場合。まず必要なのは、雑貨の材料費です。作ったものを、スマホで写真に撮り、SNSにアップする。BASE等の通販アプリで売る。こういうやり方であれば、かかるのは「材料費だけ」です。
中国のネット通販で大量に仕入れをして、メルカリで売っている人がいます。これなら仕入れ代だけで、すぐに起業できます。もしくは、メルカリで安く購入し、それをまたメルカリで高く売れば、その「利ざや」で稼ぐことも可能です。こんなやり方もあるのです。開業資金はほぼいりません。
自宅サロンの場合は、施術に使うオイルやアロマ等の、仕入れにお金がかかりますが、他はタオルくらいです。家賃はかからないので、大した金額にはなりません。
このように、実際にいくらかかるのか、具体的に計算してみることです。「起業・独立=お金が必要」という、思い込みが強すぎる人が多いです。やってみたら分かりますが、意外とかかりません。
最初からお金をかけたがる人もいます。ホームページや名刺、パンフレットやチラシを大量に作り、意気揚々としているタイプです。こういう人の「99%」は失敗します。仮に上手くいっても、稼いだお金をまた余計なものに使うので、長続きしません。
起業ブームが来るずっと前から、起業家を見てきました。この仕事を始めて、もう16年目です。色んなやり方を知っています。相談に来てもらえれば、あなたに最適なやり方を、いくらでも提案できます。ある意味、それが一番お金がかからない方法です。