世の中の「99%」の人は同じようなことをやっています。それと同じようなことをやっていてもお金持ちにはなれません。稼げるようになりたいなら、人と違うことをやる必要があります。これが、電車内でスマホゲームかSNSばかりやっている人がお金持ちになれない単純な理由です。
東京でも、大阪でも、福岡でも、札幌でも、電車に乗ると、ほとんどの人が同じ行動を取ります。スマホを片手にゲームをやっているか、SNSを見ているかのどちらかです。時間の潰し方としてはお手軽ですが、使い方としては「最悪」だなと思います。
あなたがゲームの開発者ならまだ分かりますが、どれだけゲームがうまくなっても、1円にもなりません。電車の中ではパズル系のゲームをやっている人が多いですが、RPGや対戦系のゲームの場合、課金したりします。お金を生み出すどころか、逆に失っています。
SNSに流れてくる情報のほとんどは「見なくても困らないもの」です。試しに、数日間「SNS断ち」をしてみればよく分かりますが、見なくても一切困りません。普段から、いかに不必要な情報を見ることに膨大な時間を使っているか、ということです。
高級住宅街と呼ばれる地域がある沿線では、車内での「読書率」が上がります。お金持ちが多い地域になればなるほど、本を読んでいる人の割合が増える傾向にあります。
ゲームやSNSは時間の「消費」や「浪費」にしかなりませんが、本を読むことにより、知識や知恵が身についたり、話題が豊富になったりします。読書というのは「脳の筋トレ」なので、毎日乗るような人であれば、一生でかなりの「差」がつくことになります。
次に電車に乗った時、スマホを手に取る前に、車内をぐるりと見回してみてください。99%の人がスマホを見ています。本を読んでいる人なんて、せいぜい1%以下です。偶然にも、それは、富裕層の割合と一致します。
世の中の1%のお金持ちは、99%の人がやらないことをやったからこそ、お金持ちになれたのです。99%の人と同じことをやっていても、決してお金持ちにはなれません。電車の中での過ごし方ひとつでも、それが「実証」されているのです。