詐欺師というのは、とても「勉強熱心」です。「金脈」を見つけると、その分野の本をごっそり買ってきて、片っ端から読んでいきます。
その他にも専門家やプロに話を聞きに行ったりして、とにかく情報を集めます。その上で、どうしたら稼げるかということを何度も周到にシュミレーションするのです。
映画「コンフィデンスマン」では、長澤まさみが、まさにこれと同じことをやっています。広いリビングのソファで、次の標的となる分野の本を次々と読んでいくシーンは印象的でした。
逮捕されたり、敵に追いかけられたり、逆に騙されるリスクがあるので、決して割の良い仕事ではありませんが。詐欺師というのは、見方を変えると「真面目で勉強熱心な人」なのです。
騙す方はこうして熱心に勉強していますが、騙される方は常に怠惰で、勉強なんてこれっぽっちもしません。だから騙されるのです。
ニュースで詐欺に遭った人の様子をよく見かけますが「そのくらいのことが分からないの?」と思うことが多いです。詐欺師というのは、そういう人を見抜くことに「抜群の嗅覚」を発揮します。勉強しないことによって、詐欺師を「自ら引き寄せている」とも言えます。
高額な情報商材を買わされたとか、起業塾で60万円も払わされたとか、ホームページの改修に150万円も取られたという人がいます。最近では意識高い系のオンラインサロンに入ったのに、まるで成果が出ないという人も多いです。これらも全て「根本」は同じです。勉強しないから、そんな目に遭うのです。
お金というのは、勉強しない人から勉強する人の元に流れます。図にするとこうです。
勉強しない人→勉強する人
この流れは、昔から一定で、今後も変わりません。あなたが無駄なお金を失いたくない、搾取されたくない、お金が流れてくる方に行きたいと思うのなら、やることは一つです。そう。勉強することです。それをやってこなかったから今のあなたがある訳です。
大丈夫。今からでも遅くありません。詐欺師のように熱心に勉強しましょう。それでしっかりと稼げば良いのです。そうすれば、詐欺に遭わなくて済みます。