Yahoo!は日本で、最も見られているサイトの一つです。一日で10億PVを超えているとも言われていました。ここ数年はそんなことはないそうです。LINEニュースや、Twitter、インスタグラム等で、情報を得る人が増えた影響もありますが。それより深刻なのは、露骨なPV稼ぎに走ったことだと思います。
PVというのは「何ページ読まれたか」という指標です。このPVによって、各記事の配信元は、広告主から広告費を得ています。例えば1PV=0,25円というように、見られたページ数に伴い、収入が増える仕組みです。
冒頭に書いたように、最近はYahoo!ですらPVが落ちてきました。それでも収入は確保したい。で、どうしたかというと、単純にページ数を増やしたのです。1ページで済む記事を、4ページに分割しています。そうすることにより、記事あたりのPVを増やそうという魂胆です。
読み手にとっては、これはストレスでしかありません。何ページもめくらなといけないし、時間がかかります。ヒドい記事になると、最後の方のページは、著者のプロフィールだけというのもあります。こういう記事の作り方に、嫌気がさした人が急増しています。特にスマホ年代の人は、離れている印象があります。
それよりも、さっと読めるLINEニュースや、140文字で済むTwitter、写真だけのインスタグラムの方が、早くたくさん読める。そういう心理です。
Yahoo!ですら、こういうことをやると、見る人は減ります。一個人がやれば、当然もっと減ります。正確にいうと、元々少なかった読者が、ゼロになります。ランキングやアクセスを気にして、露骨なPV稼ぎをするのはやめましょう。それが最も読者に嫌われるパターンです。