何かにつけて、顧客を「囲い込む」という発想を、捨てきれない人や企業が、未だに多いですが。今すぐやめたほうが良いです。理由は単純。囲い込まれたい人など、いないからです。
よく見かけるのが、ポイントカードや、メルマガ登録です。最近ではLINE@も増えました。まずは登録させて、個人情報を吸い取り、それをマーケティングに活かそう。そういう発想ですが。完全に「時代遅れ」だと思います。TSUTAYAの発行するTポイントカードが、無断で警察の捜査に流用されていた件が、報道されていましたが。ポイントカード自体に、不信感を抱く人は増えています。
ポイントを貯めて喜んでいるのは、賤(いや)しい貧乏人だけです。そんな人を対象にしたビジネスであれば、別に構いませんが。そうでなければ、やめたほうが賢明です。
アメブロでよく見るのが「無料メール講座」です。LINE@に登録させようという人も、かなり見かけます。それで儲けている人を、見たことはありません。
そんなことに頼らなくても、お客様が買いたいと思う商品を提供することを考えるべきです。お客様が欲しいと思うように、徹底的に商品の質を上げるべきです。リピートが続いている商品やサービスは、決して顧客を囲い込んだりしません。お客様が嫌がることをやると、二度と買ってもらえないということを、よく分かっているからです。
お客様は、自分の意思で、欲しい時に欲しいだけ買う。これが商売の「基本のキ」です。顧客を囲い込もうとした時点で、その法則を破ることになり、愛想を尽かされます。そういうことをやっている、個人や企業は恐ろしいほど多いです。