「売れる商品を一緒に考えてほしいです」と、英語を活かした仕事をしたいという方から相談されました。
グローバル化が進み、英語関連の仕事はここ数年で急増しました。TOEICや英検も盛況です。が、同時にIT化も進み、安い値段で外国人から英語を学ぶことが出来るようにもなりました。多いのはフィリピン人です。流暢な英語を、オンラインで数百円〜数千円で受講可能です。そんな時代なのです。
それに加えて、コロナです。海外への出張や赴任、長期の滞在や留学といったニーズはしばらくは減るでしょう。日本に外国人もやって来ません。そもそも英語を使う機会自体が減っているのです。そのような状況でどうするかです。
一つ考えられるのは、受験対策です。そこはまだ英語が必要です。一定のニーズがありますが、競合が多いです。
Google等の翻訳機能の間違いを修正するという仕事もアリだと思います。機械の発達により、スピーキングとヒアリングはかなり出来るようになっていますが、翻訳がまだ追い付いていません。無茶苦茶なものが多いです。それを正確に訳してほしいというニーズはあると思います。契約書なんかには必須の仕事です。
あるいは、海外に向けて商品やサービスを売りたい人に対して、そのセールス文を書いてあげるという仕事も出来ると思います。日本製品が好きな外国人は世界中に山のようにいますが、今は日本に来れません。書いたいけど買えないのです。そういう層に向けて、日本製品を売るサイトを作るにあたり、英語に関するアドバイスをしてあげれば良いのです。
このように、商品を作る時は色んな角度から見ることです。社会情勢や技術の進歩も考慮に入れる必要があります。それが自力で出来る人は構いませんが、出来ない人は他人に相談することです。そうすることにより、自分では思い付かないような商品が出来ることもあります。