「男の人はなぜ冬服になると黒ばっかりのコーデになるのですか?特におじさんに多い気がします」と、20代の方に質問されました。
ユニクロでも無印でもH&MでもZARAでも良いので、メンズの売り場に行ってみてください。8割以上が黒、紺、グレーです。その中で最も「無難」なのが黒なので、それを選ぶ人が多いのです。
グレーは着る人を選びます。似合うのはスタイルが良くて見た目がシュッとした人だけです。それ以外の人が着ると、野暮ったくなります。おじさんには手が出せない色です。
紺が似合う人は少ないです。上下紺のスーツが着れるのは、スタイルが良くて見た目がシュッとした人だけです。外資系サラリーマンや広告代理店の人に多いです。おじさんには手が出せない色です。
という「消去法」により、黒が選ばれる。というのが、男の服選びの王道です。おじさんは冒険をしません。似合わないものを無理して着るくらいなら、無難なものを着ている方がマシ。そういう心理です。
ランチタイムでいつも同じお店に行くのも、これと全く同じです。下手に冒険して失敗するくらいなら、いつもの「そこそこ」で良い。それが人生のありとあらゆるところに出てくるのです。
「最近の若者は失敗を恐れて挑戦しなくなった」とか言うおじさんがいますが。そんなことを言う人ほど臆病で保守的です。服も黒しか持ってません。年齢や世代に関係なく、男という生き物は臆病で保守的なのです。
冬の通勤時には、ビジネス街が「真っ黒」になります。男がみんな黒を着ているからです。居酒屋も黒く染まり、思わず「黒いなぁ〜」とつぶやいてしまう時があります。そのくらい黒の支持率は高いのです。
男に対して「いつも黒ばっかり着てるなぁ」とか思わないでください。本人はそれで良いと思っているのです。他人がどうこう言うことではありません。放っておいてほしいです。嫁や彼女に言われたら、イラっとするので、言わない方が吉です。
ちなみに私は、紺が最も多いです。次に黒、グレーです。ほら。やっぱりこの三色で「なんとかなる」のです。という記事を、上下黒のコーデで書いてみました。