人生の目的がお金になると、かなりの確率で落ちぶれます。だからお金を目的にしない方が幸せに生きれます。
それまで上手くいっていた人が、急に運気が悪くなったり、人相が変わってしまうことがあります。そういう時は、ほぼ100%お金が絡んでいます。
困っている人を助けたいと思って事業を始めた人がいました。少し利益が出ると、もっとお金が欲しくなりました。1億円を10億円や100億円に増やしたくなりました。怪しい投資詐欺に引っかかり、気付いたら莫大な借金を背負っていました。こんな話は世の中に「ゴロゴロ」あります。
上の文章をもう一度読んでみてください。最初の動機は「困っている人を助けたい」です。その段階では上手くいっています。1億円もあれば、たいていのことは叶います。もっと多くの困っている人を助ければ、10億円にも100億円にもなる可能性だってあります。
が、動機が「もっとお金が欲しい」になった途端に、運気が落ちたことがよく分かります。最初の困っている人を助けたいという思いがどこかに行ってしまい、数字だけを追い求めるようになったからです。
詐欺師というのは、そんな人を常に探しています。「楽にもっと稼げる方法はないか?」とキョロキョロしている人に対して、甘い言葉を囁き、こんな方法がありますよ、といかにも達成できそうなことを言い切るのです。
当然、それは嘘です。詐欺師はそれを分かって取引しています。買う側は興奮しています。冷静な判断力を失っているので、それが詐欺だと気付きません。周りに指摘され、ようやく気付いた時には、全てを失っています。
小説や映画には、このような話が山のように出てきます。ノンフィクションでも、落ちぶれた成金や元成功者の人生はだいたいこんな感じです。
ということは、そこには「法則」があるということです。それが人生の目的がお金になると、かなりの確率で落ちぶれる、ということです。あなたはもう学びました。だから大丈夫です。