この記事を読んでいると興味深い記述に出会った。
3ページ目にこう書いてある。
「コメダは今後、市場開拓の余地が大きい東京都内での出店を強化していく。東京都下の山手線より外側のエリアで、居酒屋などが撤退して賃料が低下している物件を中心に積極的に出店する構えだ。」
これをそのまま翻訳すると、こうなる。
「杉並区や世田谷区、中野区、練馬区といったベッドタウンの駅前ビルや商店街で、閉店に追い込まれた大手チェーン系の居酒屋の跡地に、コメダ珈琲が入店しますよ」
実際にこういう動きは出てきている。先日、久々に行った大塚駅にコメダ珈琲が出来ていた。立地は駅から徒歩1分のビルの2階。今までここに何があったか覚えてないが、76席もあるようなので、たぶん大手のチェーン系飲食店か居酒屋だと思う。
コロナの影響で、どんどんお店が潰れているが、これを「チャンス」と見て、出店を加速する企業もある。それがコメダ珈琲であり、アパレルならワークマンだ。
政府の対応に文句を言ったり、近所のお店がまた潰れたと嘆くことは誰でも出来るが。こんな未曾有の状況で、しっかりと儲かっている企業は一体どんなことをやっているのか、つぶさに観察している人はほぼいない。あなたのビジネスセンスを磨くには、こういうことが大事なのだ。