仲の良い夫婦を観察していると、ある特徴というか共通点があることに気付きました。それは「嫁が旦那に惚れてる」ということです。周りを見渡しても、こういう夫婦は長続きしています。
建前上は、夫婦は愛し合って結婚するということになっています。あくまで建前上は。が、そんな夫婦は滅多にいません。打算的、仕方なく、なんとなく流れで、という夫婦の方が圧倒的に多いのが実情です。
そんな状態で結婚したら、長くて二年です。早ければ数カ月で破綻します。一緒にいること自体が鬱陶しくなり、顔も見たくない。そんな嫁の嘆きは、いつの時代も世の中に溢れかえっています。
子供が出来ると、奥さんは子供に100%の愛を注ぎます。旦那にはほぼ「ゼロ」です。それを肌で感じ取った時点で、旦那は他の女に気が向かいます。当たり前の話です。
子煩悩な男であれば、こちらも子供に100%の愛情を注ぎます。ということは、嫁に対してはほぼ「ゼロ」です。図にしてみるとこんな感じです。
結婚前:嫁⇄旦那
出産後:嫁→子供←旦那
子供への矢印はありますが、嫁と旦那の間には矢印が無くなります。そうしてどんどんすれ違いの生活になっていくのです。
仲の良い夫婦なら、矢印はこんな感じです。
結婚前:嫁⇄旦那
出産後:嫁→旦那→子供←嫁
嫁は子供のことはもちろん愛していますが、同じように旦那のことも愛しています。大きな愛で旦那も子供も「包み込む」というイメージです。
図をよく見てみてください。旦那の方が先に来ています。これが男の小さなプライドを喜ばせるのです。子供の面倒ばっかり見て、自分はないがしろにされているという気持ちになりがちな男を、これでしっかりと「ケア」しています。賢いなと思います。
嫁が旦那に惚れているなんて、恥ずかしくて言えないと思います。が、世の中には確かにそんな夫婦も存在します。但し、数は少ないです。それが離婚率の高さと、不満ばっかり言っている嫁の圧倒的な多さに、如実に現れているのです。
最後に。じゃあ「旦那が嫁に惚れている」場合はどうなんだ?と思う人もいるでしょう。気持ちは分かりますが、そんな例は稀です。せいぜい関根勤さんくらいです。私の周りには一人もいません。もしいたとしても、男はそんなことは口に出しません。だから考えないことにします。