声が大きい人は、他の能力が優れていても、それだけで嫌われます。損だなと思います。
いくら頭が良くて、行動力があって、実績を残していても、声が大きいだけで耳を塞がれるのです。そのくらい、声の大きい人を嫌悪している人は多いということです。
地声が大きいのは仕方ありません。職業によっては、声を張ることも必要かもしれません。が、それをどこでも関係なくやってしまうと「アウト」だということです。
自分の声が大きいとか、よく響くと認識しているのであれば、他の人の迷惑になるかもしれないので、小さな声で話すといった「配慮」が必要です。が、声の大きい人は、なぜか開き直っています。声が大きいのは仕方ないとか言って、気を使おうとしません。これが嫌われる原因です。
前にも書きましたが、声の大きい人に限って、その話はつまらないです。
声が大きい時点でアウト。つまらない話を周囲に撒き散らしている点でアウト。この時点でもう「ダブルアウト」なのです。一瞬でそこまで嫌われる人種は、他になかなかいません。
私は声が大きい人がとにかく苦手です。同じ車両に声が大きい人がいると、次の駅で車両を変えます。居酒屋の場合は、すぐにお店を出ます。本屋さんにそんな人がいると、他のコーナーにすぐ移動します。
携帯電話で大声で喋っている人もダメです。街中で社内のマル秘事情を話したり、取引先とのあれこれを話せる、その無神経さが理解できません。そんな人と同じ行為をしたくないので、家族以外、ほぼ誰にも携帯番号を教えていません。かけてきてほしくないのです。
人は、相手の声が小さいと、聞こうとして耳を傾けます。相手の声が大きいと、耳を塞ぐか、その場から立ち去ります。本能的にそうなっているのです。
成金の一発屋は声が大きいです。だからすぐに消えていきます。成功し続けている人や、代々のお金持ちは声が小さいです。このことからも、いかに声のヴォリュームが大事かということが説明できます。