「人の話を聞けない」という人は、老若男女問わず多いです。年々増えている気がします。
人の話を聞けないと思われると、もう誰も注意してくれません。アドバイスもしてくれません。ということは、間違いに気付かず、改善も出来ません。これが人の話を聞けないことの「最大の損失」です。
あなたが他人と話す時を思い返してみてください。よく聞いてくれるAさんと、全く聞こうとしないBさんと。どちらの方により熱心に話をしようと思うでしょうか?という話です。
この人はきちんと聞いてくれるから、真剣に考えて、より良いアドバイスをしてあげようとか、あれもこれも調べたり、知ってる人にも聞いて、その分も伝えてあげようと思うのが「人情」です。
聞く気のない人には、こんなことはしません。どうせ聞かないんだろうと先入観を持ってしまうので、大して調べることもせず、適当に話して終わりです。人間関係というのは、常にこういうものです。
子供の頃は集中力が無い人が多いので、あまり差がつきませんが。年を取れば取るほど、どんどん差が広がってきます。人の話を聞ける人は間違いに気付き、的確なアドバイスをもらえるので、素晴らしい人格が形成され、思うような人生を歩めます。
人の話を聞けない人は、間違いに気付かず、誰もアドバイスしてくれないので、人格が未熟なままで、思うような人生を歩むことができません。それで「拗ねて」しまい、被害妄想が強くなったり、周りに当たり散らしたりします。
あなたの周りにも、何人か思い浮かんだのではないでしょうか?こういう人は、どこにでもいます。それこそ老若男女問わず。こうはなりたくなければ、人の話をきちんと聞くことです。
最後まで話に割り込まず、じっと聞ける集中力を身につけましょう。これには本を読むのが一番効果的です。本というのは、著者の言い分をひたすら聞く行為です。それが日常的に出来ていたら、リアルに対面しても聞くことが出来ます。
正直に言って、個別コンサルに来る女性のうち、半分以上はこれが出来ていません。自分が話したいことが多すぎて、こちらの話を聞く集中力がありません。話している比率は「お客様 9:笹野 1」です。それにも関わらず、たった1さえ聞けない人が多いのです。いかに普段から人の話を聞けていないか、よく分かる例です。