他人のことが必要以上に気になり、それで気分を害したり、機嫌が悪くなるという人がいます。俗に言う「繊細さん」や「神経過敏な人」によく見られる傾向です。少なめに見積もっても、日本人の半分くらいは、こんな人ではないかなと思います。
何を隠そう、私がモロにこのタイプです。他人にどう思われるかは全く気になりませんが、他人の話し声の大きさとか、ガサツな立ち居振る舞い、無神経な発言を耳にすると、途端に機嫌が悪くなります。
これを防止する為に「自衛」することにしました。電車では、同じ車両に声の大きい人や口を覆わずにくしゃみをする人がいれば、即座に車両を変わります。次の駅で降りて隣の車両に行く程度なら、こちらとしてもロスが少ないので、何の不都合もありません。
居酒屋で騒いでいる人がいたら、これもまた即、退店することにしています。注文した品がまだ作ってもいない状態であれば、それもキャンセルします。飲み物だけ残っている場合は、すぐに飲み干してさっさとお会計をします。
そんなこと気になる?と思う人もいるかもしれませんが、繊細な人や神経過敏な人にとっては、そこで我慢することの方がよっぽど苦痛です。それならさっさとその場から立ち去った方が楽なのです。
他人に迷惑をかけることを何とも思っていない人、迷惑をかけていること自体に気付いていない人が、減ることはありません。最近はむしろ増えています。しかも「どこにでも」います。そういう人と遭遇するのは仕方ないので、自分なりに対処していくしかありません。
そういう対策をした上で、自分で自分を褒めておきましょう。才能や自信なんて無くても大丈夫。とにかく何でも褒めておくのです。
・朝はよく起きて偉い!
・掃除もするなんて凄い!
・この料理、もはやプロ並!
・買い物上手!
・いよっ!人気者!
このように、何でも構いません。根拠もいりません。自分自身を「クライアント」とか「お得意先」だと思い込んで、とにかく「よいしょ」しまくる。精神衛生上、これがとても良いです。
自分の機嫌をコントロールすることが出来れば、人生のほとんどは上手くいきます。その為には、自分でコントロール出来る部分を見つけ出し、それを徹底することです。以上、繊細で神経過敏な男からのひと言アドバイスでした。