法人向けWEB集客、フリーランス・個人事業主のSNS集客、女性起業家のブログ集客をサポートするコンサルタント 笹野健

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新入社員向けに本を出しても新入社員は本屋には来ないと思う

先週、品川の本屋さんにいた時の話です。出版社の営業マンが書店員さんに自社の今後のラインナップとおすすめ本を熱心にアピールしていました。

 

これは都内の本屋さんではよく見かける光景です。シーンとした店内では話し声が「まる聞こえ」なので、会話の内容もほぼ筒抜けです。その時にしきりに営業マンが言っていたのが、これから新入社員向けの本が続々と出ます、とのこと。これを聞いて「大丈夫かな?」と思いました。

 

新入社員ということは22歳〜25歳くらいの人です。その層が、わざわざ本屋さんに来て、新入社員向けに書かれた本を手に取り、パラパラとめくって「よし、買おう!」と思うかな?という疑問が湧きました。

 

20代前半の人は、生まれた時から既に携帯電話があり、初めて持ったのがスマホという世代です。ニュースもネット検索も動画も全てスマホ一台でこなすような人たちが、紙の本を読むとは思えません。

 

そもそも、成人の「47%」は月に一冊も読まないというデータがあります。ということは、二人に一人は全く本を読みません。本屋さんに来るのは「少数派」です。時間を潰す為とか、待ち合わせの為に利用する人もいます。雑誌コーナーにしか行かない人も多いです。小説や新書なんて、もはや「マニア」の領域といっても過言ではありません。

 

そんな状況の中、なぜ新入社員向けの本が企画され、それを何冊も出そうとしているのか。本当に売れると思っているのか?と、こちらとしては思ってしまうのです。

 

需要が少ない。買う側もそこまで求めていない。にも関わらず、新入社員のシーズンだから、いつも通りにそういう本を企画する。という「悪しき習慣」が、まだ出版業界には残っているんだなと、この時に思いました。

 

本の売上が落ち続けているのは「活字離れ」が原因ではありません。売り手の都合でしか物事を考えず、買い手の立場に立って考えていないからです。売りたいものと欲しいものが「ズレて」いるのです。

 

以上の文章の、営業マンの部分をあなた自身に。新入社員向けの本の部分をあなたの商品に。それぞれ「置き換えて」みてください。いかにズレたことをやっているか、よく分かると思います。

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