「気の合う人がいなくて、なかなか彼氏が出来ないんだよねぇ〜」と大声で話している女とすれ違った時に、ふと思いました。自分と気の合う人なんて自分しかいないのでは?と。
ほとんどの女性は、まずは気の合う人や趣味が合う人を探そうとします。しかもそれは結構「わがまま」だったり「ニッチ」だったりします。家族や友達でも気の合わないことが多いのに、赤の他人と合うことなんて稀です。これだけ興味の幅が広がった現代で、趣味が合う確率は限りなく低いです。その時点で「対象者」はガクンと減ります。
本当に彼氏が欲しいなら、そんなこと言ってられません。人気タレントや女優さんのようにモテモテな女性なら構いませんが。決してそうではない女なら、もっと対象者を「広げる」ことを考えるべきです。
基本的に性格は合わないけど、絶対に譲れない部分だけは似てるとか。決してタイプではないけど、こんな時の表情だけは好きとか。そういう風に考えると、意外と大丈夫な異性の数は増えてくるのです。
合う人を探す人ほど、合わない部分に目が行きがちで、それを理由に合わないと嘆きます。合わなくても良いやと思えば、奇跡的に合う部分に喜べます。相手は同じ人物でも、評価の対象や見方を変えるだけで「無し」が「アリ」に変わるのです。
そもそも、自分と気の合う人なんて自分しかいない。そう考えれば楽になります。それを「大前提」として、合う部分だけ探していけば、良い出会いに繋がる確率もグンと上がります。