「上司と飲みたくない」とか「上司から誘われるのが苦痛」という人が多いです。なぜそんな風に思うのかというと、上司の話がつまらないからです。これ以上でもこれ以下でもありません。
コロナで飲みに行く機会が激減し、助かっている人は多いです。そんなことをするよりも、早く家に帰って自分の好きなことをしたい。そう思うのは、人として当たり前の感情です。
日中、上司とずっと一緒にいるのに、終業後もつまらない話に付き合わされるのかと思うと「げんなり」します。本当はお酒が大好きなのに「飲めないんです」と言ってさっさと帰る。こんなスキルを身に付けている人も多いです。
今はスマホ一台あれば、どれだけでも時間が過ぎます。SNSを巡回したり、ネットニュースを読んだり、youtubeで好きな芸人やタレントの動画を見たり、Tverでテレビ番組をチェックしているだけで、もう寝る時間になるのです。
そんな風に育ってきた世代にとっては、昭和世代のおっさんやおばさんの話は退屈で仕方ありません。貴重な時間を使って、なぜそんなことをしないといけないのか。全く理解できないと思います。
私は昭和世代ですが、会社員の経験がたった3年しかなく、飲みに行く機会が滅多にない社風だったので助かりました。もし飲み会の多い企業だったら、すぐに辞めていたと思います。飲み会に行くよりも、本を読んでいる方が、はるかに楽しいからです。その時間を他人によって削られるのは、苦痛以外の何物でもありません。
人は、年齢に関係なく、面白い人は面白いし、つまらない人はつまらないです。上司でも面白い人なら「連れて行ってください!」と部下に言われるでしょう。そうじゃないから、行きたくないと思われているだけの話です。
欧米の企業では、社員同士が終業後に飲みに行く風習はありません。仕事の後は家族と過ごしたり、一人で好きなように過ごす時間です。日本も徐々にそうなりつつあります。良い傾向だと思います。